トレモロ
STRに採用されているSonicオリジナル・トレモロは弦間が10.8ミリピッチになっています。トラディショナルなトレモロより少し弦間が狭く、大胆にビブラートしても弦がフレットから落ちにくいというメリットがあります。
トレモロを支えている6本のネジは極めて高精度な加工で取り付けられています。6点支持のトレモロは2点支持のものに比べてチューニングがくるいやすいと思われていますがSonicに限ってはその心配はご無用です。
トレモロのセッティングは「アップ&ダウン」「ダウンオンリー」「使わない」からお選びいただけます。あまり知られていませんが、Sonicではトレモロの可変幅に応じてトレモロを支えている6本のネジのしめ方を変えています。「SonicのSTRはトレモロを使ってもチューニングがくるいにくい」とお褒めいただくことがよくありますが、こういった微調整に気を配ることもとても大切です。
トレモロを支えているネジには精度が要求されます。Sonicでは一般的に楽器用に出回っているネジではないものを採用しています。今後も引き続き、さらに精度の良いネジを探してゆくことになりそうです。
弦高調整ネジにもこだわっています。演奏時、ネジが手に触れることがないように通常より少し短めのネジを使っています。このネジを使用した時に、サドルが適切な高さにくるようにジョイント・ポケットの深さやネックの仕込み角度などを高い完成度で作り込んであります。