通常のポットを使用したボリューム回路、トーン回路では、フルテンにしても若干の信号がポットの内部回路を通ってロスが発生するため、ギターの音抜けは悪化してしまいます。しかしSonicの“フルアップ・ボリューム・ポット”と“フルアップ・トーン・ポット”を使用すると、フルテン時にはボリューム及びトーン回路が完全にバイパスされ、まったく曇りのないフルアップ・サウンドが得られます。もちろんボリュームやトーンを絞った場合には、従来どおりのコントロールが可能です。

取扱上の注意

• フルアップ・トーンにはいろいろな規格のものがあります。使用するギターに合わせてお求めください。
  • シングルコイル・ピックアップのギターには一般的に250KΩのポットを使用します。
  • ハムバッキング・ピックアップのギターには一般的に500KΩのポットを使用します。
  • FT-01,02,03,05,06はインチサイズですので、取付穴は3/8インチ（約9.5mm）です。
  • FT-11,12,13,14の取付穴のサイズは８mmです。
  • FT-15,16の取付穴のサイズは７mmです。
  • Historic Collectionを除くGibson Les Paul ModelのトーンにはFT-03を使用してください。このタイプのギターに合うFULL-UP VOLUMEはありません。ギターを改造すれば取付可能です。
  • IBANEZの一部のギターなどでは、取付スペースの関係で、FT-15、FT-16（スモール・ポット）を使用してください。
  • スイッチ・ポットが使用されている場合はFT-05,FT-06,FT-13,FT-14を使用してください。
• フルアップ・ボリュームの本体はメートル・サイズ（７mm）です。他のサイズのギターに取付の際にはポット・アダプター・リング付きのタイプをご使用ください。
• フルアップ・ボリューム、フルアップ・トーンはそれぞれボリューム、トーン専用です。他の用途には使用できませんのでご注意ください。
• フルアップ・ボリューム、フルアップ・トーンはそれぞれ単独でも使用できますが、性能をフルに引き出すため、併用をお勧めします。
• 取り付けにはハンダ付けが必要です。ある程度のハンダ付けの技術があれば比較的簡単ですが、自信のない方は販売店にご相談下さい。